この文章では主に選択画面で使用している命令PARAMETERSについて紹介いたします。
1.テーブル型の項目を元に作成する場合
PARAMETERS: (最大8文字変数) TYPE MARA-MATNR.
→MARA-MATNRの型の入力項目が選択画面に定義
→データエレメントも可
2.任意の型を指定する場合 ※Xに文字長の数値を指定
PARAMETERS:(最大8文字変数)(8) TYPE C
→8文字のCHAR型の入力項目が選択画面に定義
※テーブル型にはこれを用いることができない。(8)など長さ指定しない場合1桁になる。
3.チェックボックス
PARAMETERS:(最大8文字変数)AS CHECKBOX.
→チェックボックスが選択画面に定義
チェックすると、変数にXがSETされる。
4.ラジオボタン
PARAMETERS:(最大8文字変数)RADIOBUTTON GROUP (グループ変数) DEFAULT 'X', (最大8文字変数)RADIOBUTTON GROUP (グループ変数), (最大8文字変数)RADIOBUTTON GROUP (グループ変数).
→ラジオボタンが選択画面に定義される。
DEFAULT 'X'を後ろにつけることで、実行時にボタンが選択された状態となる。
同じ名前のグループ変数ごとに、1つの選択ができる。
RADIOBUTTON設定時は、最小2つ作成する必要がある。
◇オプション
1.必須項目
PARAMETERS: P_MATNR TYPE MARA-MATNR OBLIGATORY.
P_MATNRは必須項目となる。
2.画面非表示
PARAMETERS: P_MATNR TYPE MARA-MATNR NO-DISPLAY.
P_MATNRは選択画面に表示されなくなる。
※SUBMITなど、間接的に条件指定する際に便利
3.画面表示長指定
PARAMETERS: P_CHAR(20) TYPE C VISIBLE LENGTH 10.
P_CHARの選択画面上の表示が10文字になる。
移動可能なため、20文字まで入力が可能。
4.画面処理用の変数設定
PARAMETERS: P_CHAR1(20) TYPE C MODIF ID CH1, P_CHAR2(20) TYPE C MODIF ID CH1, P_CHAR3(20) TYPE C MODIF ID CH2, P_CHAR4(20) TYPE C MODIF ID CH2.
画面制御用に各変数にグループ名を割り振っている。
上記では、CH1グループと、CH2グループに変数を分けている。
なお、画面制御用の変数のため、追加コーディングしない限り、影響を与えない。
5.初期値設定
PARAMETERS: P_CHAR(20) TYPE C DEFAULT 'X',
P_CHARに初期値としてXを設定している。
※この書き方ではなく、まとめてINITIALIZATIONイベントで初期値設定することを推奨。
6.大文字変換されないようにする
PARAMETERS: P_CHAR(20) TYPE C LOWER CASE.
P_CHARが自動的に大文字変換されないようになります。